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韓国語を学びませんか

 韓国からの留学生、地域福祉学科4年の朴 鳳順(パク ボンスン)さんが、韓国語を教えてくれる!故郷で日本語の先生になるのを目標としている朴さんは、2000年4月に来日。先に静岡に来ていた妹さんから、日本の良さを聞いていたこともあり、最初から好印象だったという。

「日本に来てみて、たくさんの優しい人と出会えました。韓国人の優しさは表にあらわすものだけれど、日本のそれは後ろで支えてくれる感じ。とても励まされました」

 気候の面でも似ている静岡での暮らしに不便は無かったが、文化の違いに驚いたこともあった。

「各家をしっかり囲んである韓国の住宅と違い、塀がないことが不思議でした。それに、どの家にも庭があることも。子供が冬近くまで薄着なのにも驚きましたね」。

 近年の韓流ブームは素晴らしいことと感じている。

「今までは、分かり合っているようでも表面的なところがありました。ですが今は両国の距離が近づいて、ようやくお互いの心を見ることができたと思います」。

 島田、静岡、清水のテレビ朝日カルチャーで韓国語のクラスを持っている。去年までは1か所だけで教えていたが、ブームもあってクラスの数が増えた。生徒は主に、日常会話を学ぼうという主婦やお年寄りが多いが、ビジネスのために習う男性もいる。

「みなさん熱心で、3ヶ月から6ヶ月の勉強で会話ができるようになります。韓国語は日本語と文章構成が同じですし、動詞と形容詞の区別もないですから、学びやすいと思いますよ。合わせて40文字の母音・子音の記述ルールがわかればすぐに書くことはできます。発音の方が難しいかな」。

 朴さんは月2回、火曜日の3限に大島道子先生にレッスン中。日本語が非常に上手で、とても明るく丁寧な女性なので、楽しく学べること間違い無しだ。興味を持った方は地域福祉学科の大島先生を訪ねて欲しい。

(中村玲子)

【第5号 2005年07月22日】


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