「いま、英和大生は・・・」
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大学のイメージに違いがある |
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大学で新しい友人ができた |
「大学に入学する時は、友達ができるか」「勉強についていけるか」に不安を持っていたが、いざ入ってみると大半が「親しい友だちができ」て、「楽しい」と思っている。アルバイトをしている学生のほうが二倍も多い−英和学院大学生のそんな日常生活が、新聞部が実施したアンケート調査で明らかになった。人間社会学部の二・三年生五百六十四人を対象に、一月に実施した。
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大学に入るときの不安 |
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アルバイト |
それによると、学生たちの不安も学園生活が長くなるに伴って薄れている。サークルに入っているのは全体の半数以下と少ない反面、三分の二が「アルバイトをしている」と答えている。
さらに、高校生のときに持っていた大学のイメージについては、圧倒的に「違いがある」との回答。その内訳は「校舎が小さい」をトップに、「授業中うるさい」「サークルが不活発」「設備が整っていない」などが続き、大学への不満が目立った。
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今学校は楽しいですか? |
(古屋幸香・吉竹紘佑)
英和大生は恵まれている?
人間社会学科 波多野 純講師 談
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友達になったきっかけは? |
「このアンケートの質問項目に、『今学校は楽しいですか?』という質問があって、その選択肢の中に『普通』と書いてあるのをみて思わず笑ってしまいました。『普通』というより『フツー』といった感じでしょうか。
『学校は楽しい?』『フツー』というやりとりが目に浮かびます。入学時の不安が圧倒的に『友達』と『勉強』だったのはよく分かります。そういう不安を持った人が集まって、とりあえず現在は『楽しい友だちができた』といえているならば、不安の一つは解消されたといえます。不安の中に『恋人ができるだろうか?』というのがなかったのは、ここの皆さんが恵まれているからでしょうか?
キャンパスの人口は現在一五〇〇人くらいです。その気になれば卒業までにすべての人と言葉を交わせるでしょう。話が合わない相手もいるでしょうが、雑多な人間が集まっている大学という場のメリットは、生の声を直接やりとりできることです。『フツー』に見えていた相手が、じつは『まあまあ楽しい』人だと分かったら、それが『すごく楽しい』経験になると思います。」
【創刊号 2004年04月07日】
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