かえで
トップ特集>クリスマス

クリスマス特集

 もうすぐクリスマスです。そこで、静岡市周辺の美しいイルミネーションを紹介しよう。こんな優しい光の輪舞を見ていると身も心もきれいになっていくような気がします。

photo
photo
 静岡市街地にある「青葉公園通り」。
 メインは大きなクリスマスツリーです。ペットの犬までもが足を止めてみほれています。
 左はライトアップされた噴水。まんなかの玉がゴロゴロ動くんですよ。

(宇佐美天兵)

由比名物! 幻想的イルミネーションハウス

photo
 さくらえびの町、由比町の冬季限定名物は、「遠藤さん家のイルミネーション」だ。旧国沿いを裏道に入った静かな住宅地にそのお宅はある。

 ここには、家族連れやカップルなど、多くの見物客が訪れる。うわさを聞きつけて、遠方から足を運ぶ人もいるそうだ。見物客のために駐車場も完備されている。

 オーナーの遠藤敏彰さんは「我が家のイルミで温かい気持ちになってもらいたい」と語る。

 イルミネーションハウスを始めるきっかけとなったのは、10数年前のカナダ旅行で見た風景だという。

 遠藤さんは、3月からその年の構想を練り、オフシーズンにひたすら材料を集め、9月中旬から11月中旬まで、実に2か月の歳月を費やして製作にあたるそうだ。しかも、その作業のほとんどはお一人でされるというのだから、なんとも骨の折れる作業である。

photo
 注目ポイントを尋ねると、「“キリストの誕生”風景をイメージしたミニガーデン。それと我が家の特徴である数点のウッドクラフト」と語ってくれた。

優しい光の贈り物

 この夜もたくさんの人々が訪れていた。ほっぺを真っ赤に染めた子どもたちは、大きな瞳の奥に無数のブルーの光を映していた。今年のテーマはブルークリスマス。その幻想的な青い光は、由比町の星空と相まって、人々に特別な夜を演出してくれているようだった。皆、自然と笑顔になっている。遠藤さんは、訪れた人々のこんな姿を見ると苦労も吹き飛ぶそうだ。

 このイルミネーションは来年1月3日まで、午後5時から10時の間点灯されている。住宅街のため、節度ある行動を心がけながら、見物を楽しんでほしい。

(渡邊綾那)


特集記事一覧に戻るトップに戻る